着物 久保田一竹 タカラ学園前店
皆様こんにちは。
【タカラ学園前店】です(^^)/
朝晩がすっかり秋の空気になりましたね。
最低気温がかなり下がって来ていますので
体調にはお気を付けてお過ごし下さい。
では本日は、お着物についてのお話です。
皆様は、久保田一竹という着物作家を御存知でしょうか。
久保田一竹の作品は国内外で高い評価を受けているんです。
1917年に東京で生まれた久保田は、14歳から19歳の時に
友禅や人物画、日本画といった技法を学びました。
その後20歳で「辻が花」という室町時代の技法に魅了され、
この当時既に技法が失われていた「辻が花」を復刻させようと
その研究に情熱を注いでいました。
しかし27歳で太平洋戦争に出兵、敗戦後31歳までシベリアに
抑留され、「辻が花」の研究は思うように進まなかったのです。
復員後に研究を進めた久保田は、独自に「辻が花」を発展させ
長い時間をかけて「一竹辻が花」という技法を生み出します。
一竹の作品は国内だけでなく海外からも高い評価を受け、
1990年にはフランス芸術文化勲章シェヴァリエ、
1993年には文化庁長官賞を受賞しました。
この「一竹辻が花」の特徴は、華やかさとダイナミックな構図であり
生地にも「一竹辻が花特殊生地」という独自の物が使用されています。
更に染色では、取り扱いが難しいとされる
化学染料を使い、多彩な色彩を表現しています。
もう一つの特徴が、コバルトブルーの小さな星「一竹星」です。
これは久保田がシベリア抑留時に見た景色とされ、
オーロラと輝く星を表現をしています。
2003年に逝去するまで、ずっと研究を続けた久保田一竹。
現在、久保田一竹の作品は
山梨県の久保田一竹美術館に展示されています。
以上、ここまで久保田一竹についてお話し致しました。
昨今、着物を着る機会は以前より減ってはいますが
やはり素晴らしい作品は変わらず人気があります。
中古市場でも人気の久保田一竹の作品に
ご興味をお持ち頂ければ嬉しいです。
尚、【タカラ学園前店】ではお着物のお買取りを致しております。
お持込みや出張買取のご依頼も大歓迎です!
ぜひお気軽にご相談下さいませ。
それではまた次回、お会い致しましょう!
【店舗名】
タカラ学園前店
【住所】
奈良県奈良市学園北1-1-11
グリーンビレッジ・イヴビル104号
【電話番号】
0742-93-6543
【営業時間】
10:00~18:30
【定休日】
日曜日・大型連休